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沖縄のひよこ様より「養老彌助&赤木一孝沖縄ツアー日記」を頂きました!


2002年 養老彌助&赤木一孝 沖縄ツアー日記

4/11(木) 午後6時30分頃、定刻とおり、関空からの便が到着。しかし、
現れたのは養老彌助一人。赤木一孝の姿はどこにもない!?
飛行機に乗り遅れてしまった赤木を待つ事1時間30分。
夜の那覇空港に笑顔をふりまきながら、赤木一孝、やっと沖縄上陸に成功。
 
4/12(金) ツアー初日。  那覇「SECOND STAGE」
馴染みの顔・顔・顔で店内は大にぎわい。
その日、お店のママの一言『馬っ鹿じゃないの!!』が二人の
心をつかみ大ブレイク。ツアーの間じゅう二人は
『馬っ鹿じゃないの!!』を連発していた。
 
4/13(土) ツアー二日目。  那覇「ラ・マンザーナ」
ブルーグラスを愛する人、ジャズを愛する人など音楽の好きな
お客様ばかりのこの日のライブはとにかく盛り上がった。この日、
養老彌助のファンの安田君とこずえちゃんが大阪からやって来た。
ライブのスタート時間が10時前ということに二人はびっくり!!
しかし沖縄ではよくある事だ。
ちなみに去年のこの店でのPETAライブは11時スタートであった。
 
4/14(日) ツアー3日目。  那覇「ギャラリー小禄」
陶器や絵画に囲まれてのライブはちょっと
雰囲気が違ったが、彌助の「ひぐまのひまちゃん」と
赤木の「焼肉、食べ放題」ですっかりいいムード・・・・・・。
打ち上げでごちそうになった沖縄風お好み焼き
「ひらやーちー」に、二人は満足したはずだったが
帰りはラーメン屋さんで、その姿が目撃された。
 
4/15(月) ツアー4日目。  知念村「ポランの広場」
大自然に囲まれたログハウスでの野外ライブ。神の島"久高島"を
背にした野外ステージ。空には満天の星。ムードたっぷりの
はずだったが、蚊の襲撃にあってしまう。その日はこのログハウスに
お泊まり。潮騒を聴きながら深い眠りにつく。部屋にはたくさんの
洗濯物・・・・・・。
 
4/16(火) やっとオフの日がやってきた。
この日は彌助がお世話になってる方の入院先での
お出かけライブ。ところがゆうべ干した洗濯物が
まるっきり乾いてない!!着る服が無い!!
とうとう彌助はパジャマ姿での病院ライブを決行。
事情をしらない看護婦さん達は入院している患者さんが
ライブをしていると思い目がテン。この日の二人の
かけあいトークは絶妙であった。
皆さんに喜んでもらえただろうか?
午後、彌助は床屋さんへ。赤木はなんと、サンシン(三線)を購入。
昨年末のみのやホールでのゲスト、宮城竹茂先生と酒をくみかわし
夜はふけて行った。
 
4/17(水) ツアー6日目。  佐敷町「ショットバー SS」
三線の竹ちゃん先生を巻きこんでの三人のセッションは
見応え、聴き応えのあるものだった。
特に、赤木の唄う「19の春」はいい味を出していた。
音楽によって結ばれた男の友情に拍手。
 
4/18(木) ツアー7日目。  普天間「ふきのとう」
昨年のライブを聴いて、彌助のファンになったという男性が
オリジナルのアロハをたずさえてやって来た。
グリーンを基調とした、そのアロハを着てライブにのぞんだ彌助は
皆にスマートに見えると言われ、とても御満悦。
それにしても、ファンの皆様というのは、とてもありがたいものである。
 
4/19(金) ツアー8日目。  本部町「New Bridge」
さあ、沖縄ツアーもいよいよ広範へとなだれこんだ。今日のお客様は、
なかなか強者ぞろい。疲れているなんで言ってられない。満員のお客様。
どこから攻めて行こうかと考えるスキも与えてくれない程に、にぎやかである。
さすがの赤木も、得意(?)のMCを早々に切り上げ唄いまくる。もうこれは戦いである。
ライブ終了後、二人は深いため息と共に「来年はリベンジだ!!」と硬い決意を表明。
いやはやなんとも大変な職業だと一般人の私は思ってしまうのである。
 
4/20(土) やっとこさ二度目のオフ。
どこまでも青く美しい海の近くにあるペンションで命の洗たく。
この日、赤木一孝、45回目のバースディ。
海水浴で自らの誕生日を祝う。
おめでとう!!
 
4/21(日) スアー10日目。  沖縄市「MOD'S」
この日はマスコミも注目してる沖縄市長選の投票日。お客様の入りが遅い。
やっとライブをスタートさせたのが11時前。ところが二人は待ち時間の
楽屋で地元のブルースシンガー石垣勝治とセッションを愉しんでいたのである。
先日、アロハを持ってきてくれたファンの男性がこの日は赤木へのアロハを
持参して来てくれた。本当にうれしい限りである。 謝謝。
 
4/22(月) 移動日。 空路 宮古島へ。
前日。行われたトライアスロンの余韻が残る宮古島。
二人はさっそく宮古そばを堪能して沖縄ツアーのラストスパートに備える。
 
4/23(火) ツアー12日目。  宮古「JANG JANG」
県内でも名高いライブハウス。オーナーさんの御尽力もあり、満員のお客様。
耳の肥えている宮古島の人々をうならせたのはさすがである。
だいぶ疲れているとはいえ、彌助の渋いボーカルと赤木の鳥肌の立つ程の
ギターテクニック。
そして、おいしい酒。これ程までのぜいたくな夜は無い。
 
4/24(水) ツアー最終日。  宮古「BEEMA−BEEMA」
最後のステージということで力の限り唄う彌助と、今までと
違うステージ進行をする赤木。二人は前日、沖縄フォーク
界の大御所、のひなひろしさんから頂いたおそろいの
オリジナルTシャツを身に包み、アーティストとしての貫禄を
見せつけてくれる。....。とここまでは良かったのだが、
ライブ後半から乱入したダンスの好きな京都のお姉ちゃん
のペースに巻き込まれ、彌助もギターを置き、いっしょに踊り出す。
ちなみにこのお姉ちゃん、若くて可愛いときてる。すでにお酒の入っている彌助は
どんどんこわれていく。それをおもしろがってどんどんノリノリの歌を唄う赤木。
大騒ぎのうちに沖縄ツアーも無事(?)完了。
お疲れ様でした。
ツアーのしめくくりは、前日お世話になった「JANG JANG」での打ち上げ。
最後に、のひなさんが赤木のギターのサポートを受け、しっとりと唄う。
思わず涙ぐむ彌助。人の心に触れることのできたツアーの証である。その思いは赤木も
同じであった。最後に赤木はこう話してくれた。「今回は本当に養老君に感謝している。
こんなにもいい出会いをたくさん作ってくれた。僕の宝物になったよ。本当にいい旅だった」
その言葉が今回のツアーのすべてを物語っている。
来年も元気でいいステージを見せてくれる事を願うのは私だけではない。
実はこのツアーにはもうひとつおまけがある。
4/25(木)帰省の日。飛行機の時間まではまだだいぶあるという事で
BEEMA−BEEMAのマスターが海へ連れて行ってくれた。
あまりもの美しさに思わず海に飛び込んだ二人。
しばらくして替えのズボンを持っていない事に気づいた彌助。しかしすでに時遅し。
仕方なく半袖Tシャツと海パンで飛行機に乗り込んだ。関空に着いたら大阪の気温は
なんと14℃!!
「寒いし、みんなジロジロ見ていくし、恥ずかしいし、もう、かなわんわ〜〜。」
馬っ鹿じゃないの〜〜っ!!
どこまでのおちゃめな養老彌助。
来年は何をしでかしてくれるのであろうか?
楽しみである。
2002.5. 梅雨間近の沖縄のひよこ

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